

木工DIYを始めようとすると、まず悩むのが「何を作るか」そして「どうやって寸法を決めるか」ですよね。
私自身もDIY初心者の頃、思いつきで作り始めては材料が足りなかったり、サイズが合わず失敗したことが何度もありました。
だからこそ今は、「材料から逆算して設計する」ことを大切にしています。
この方法をとることで、材料費を抑えつつ、カットや組み立てが簡単になるだけでなく、端材のムダも減ります。
この記事では、木工DIYの初心者が「何を作るか」から「寸法の決め方」「材料選び」まで、失敗しないための具体的な7つのステップを、実体験をもとにご紹介します。
この記事のポイント
- 材料から家具寸法を決める考え方
- 家具を作る前に必要な7つの準備ステップ
- Excelで簡単にカット数や費用を見積もる方法
- 失敗しないDIYの進め方と心構え
1. 木工DIYで「何を作るか」を決める大切さ
まず何より大事なのは「何を作るか」をはっきりさせることです。
目的があいまいなままだと、必要な寸法や材料が決まらず、結果的に無駄な材料費や手間が増えてしまいます。
私が初めてDIYで棚を作った時、何段の棚にするか迷ったまま材料を買いに行き、結果として無駄材が大量に出ました…。今は「ここに収納したいモノがあるから」「この場所にピッタリ収めたいから」と、具体的な目的から逆算しています。
何を作るかは、DIYの出発点。まずは明確にしましょう!
2. まずは設置場所の寸法を正確に測る
作るモノが決まったら、設置する場所のサイズをしっかり測りましょう。
家具が大きすぎたり、小さすぎたりすると使いづらくなります。また、周囲とのバランスも大切です。
棚を作った際、壁と壁の間の幅を数センチ見誤り、入りませんでした…。以来、メジャーで「最低でも3箇所」測るようにしています。特に床と天井の高さに差がある場合もありますよ。
設置場所のサイズ測定は、DIY成功の土台です。
3. 家具のラフスケッチを描こう
次にするべきは、スケッチです。
頭の中のイメージを形にすることで、材料やパーツの数が見えてきます。
ノートに簡単な図を描くだけでもOK。私は、収納したいモノのサイズも書き込みながらスケッチして、どこに何を入れるかを考えています。
手を動かしてイメージを可視化することが、設計の第一歩です。
4. 材料の寸法を基準に家具サイズを逆算
家具のサイズは、材料の寸法を基準に考えると効率的です。
市販されている木材はサイズが決まっています。それを基に設計すれば、カット数が減り、無駄も少なくなります。
例えば1×4材(1820mm)を3等分すると、1本で棚板を3枚取れます。それを前提に棚の段数を決めると、端材ゼロで収まります。
材料に合わせて家具のサイズを決めると、安く、早く、ムダなく作れます。
5. Excelでカット寸法と費用を見える化
カット寸法や材料費は、Excelで一覧にすると管理しやすくなります。
必要なパーツがいくつ必要で、どの材料を何本買えば足りるか、計算しやすくなります。
私が使っている表は、パーツ名・寸法・数量・使用する板・カット回数・単価・合計費用まで自動で出せるようにしています。さらに余った端材の寸法も記録して、次回のDIYに活用。
Excelを使えば、DIYの設計も材料管理も劇的にラクになります。
6. ビスや塗料、工具の準備も忘れずに
木材だけでなく、ビスや塗料、工具も事前に揃えておきましょう。
作業中に「あれがない」となると、ペースが乱れて時間も労力もロスします。
私はインパクトドライバーのビットが劣化していて、途中でビス打ちができなくなったことがあります。それ以来、工具の状態確認と消耗品の在庫チェックは習慣です。
準備がDIY成功のカギ。見落としがちな消耗品にも注意を。
7. 焦らず無理せず!作業は余裕を持った計画で
DIYは、余裕を持ったスケジュールで行うのがベストです。
焦りがケガや失敗の原因になります。1日で全てを終わらせようとすると、段取りも雑になりがち。
以前、思いつきで棚を作ったとき、時間が足りず、塗装が乾かないうちに組立ててしまい、手直しに倍の時間がかかりました。
「ゆとり」はDIY最大の安全装備。時間配分も設計のうちです。
【まとめ】
記事のポイント
- DIYは「何を作るか」の明確化が成功の第一歩
- 家具の寸法は、設置場所と材料サイズから逆算
- Excelでカット寸法や費用、端材も見える化できる
- 工具や塗料の準備も忘れずに
- 作業は1日で終わらせようとせず、余裕を持った計画が大事
DIYは、「思いつきで作る」のも楽しさのひとつですが、計画と準備があってこそ、満足度の高い作品が完成します。この記事を読んで、あなたのDIYがスムーズで安全に、そして楽しく進められる手助けになればうれしいです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!


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